「内乱加担」警察庁長・ソウル庁長、初の同時拘束
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.12.14 10:03
「12・3非常戒厳事態」当時に国会統制を指示した容疑を受けている趙志浩(チョ・ジホ)警察庁長と金峰植(キム・ボンシク)ソウル警察庁長官が13日、拘束された。ソウル中央地裁の南天奎(ナム・チョンギュ)部長判事はこの日夜、2人に対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)後、「証拠を隠滅するおそれがある」として拘束令状を発行した。警察国家捜査本部の非常戒厳特別捜査団(団長ウ・ジョンス)が12日に2人に対して内乱重要任務従事容疑で拘束令状を請求した翌日、現職の警察庁長とソウル警察庁長が同時に拘束されたが、これは過去初めてのことだ。特別捜査団は拘束令状に「被疑者・尹錫悦(ユン・ソクヨル)」としたことが把握された。
尹錫悦大統領は非常戒厳が宣言された3日、趙庁長に6回も電話をかけ、「議員を全員捕まえろ。戒厳法違反だから逮捕しろ」と国会議員逮捕の指示を直接与えたことが確認された。趙庁長の弁護を引き受けた盧正煥(ノ・ジョンファン)弁護士はこの日、尹大統領が趙庁長にこのように指示したと明らかにした。