トランプ関税脅威に中・日・欧州は頭悩ます…手をこまぬいているのは韓国だけ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.13 08:49
米国のドナルド・トランプ次期大統領が貿易収支赤字を解消するために主要貿易国に高率関税をかけると予告している中で、ターゲットにあがっている国々は生き残りをかけて各自動いている。
12日、韓国産業界によると、中国は正面衝突に備える動きを見せている。4月に関税法を改正し、報復関税で対応できる法的根拠を用意した。今月に入り、中国が半導体製造などに使われる4大希少金属の米国への輸出を禁止し、米国半導体企業のエヌビディア(NVIDIA)に対して反トラスト法(独占禁止法)違反容疑で調査を着手したことを巡り、ブルームバーグ通信が10日(現地時間)、「貿易戦争に備えて交渉カードを集めている」と分析した。また、中国は貿易葛藤で火花を散らしていた他の国に手を差し伸べている。火力を米国に集中するためだと考えられる。今月3日、オーストラリア産牛肉輸入禁止措置を完全に解除したのが代表的な事例だ。欧州連合(EU)も報復関税カードに手を掛ける強硬派に属する。