人選漂流機関長だけで13人…弾劾政局で止まった韓国科学技術
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.12 13:42
戒厳・弾劾政局が長期化し、韓国の国家競争力と直結している科学技術関連の政策と法案は漂流状態に陥った。年内に制定が有力視されていた「人工知能(AI)基本法」は国会議論で後回しにされ、科学技術界各機関のリーダーシップの空白は長期化している。
非常戒厳事態と国会弾劾訴追案表決不発以降、科学技術界は全般的に「方向舵がなくなった」落ち着かない雰囲気だ。既に推進されている事業は予定通りに行えばよいが、上層部で決めなければ動かないものはすべて遅延している。宇宙航空庁傘下の韓国航空宇宙研究院(航宇研)と韓国天文研究院(天文研)は新任院長先任手続きが中断された。現在機関長任期が満了あるいは今年満了予定の科学技術関連機関は上記2カ所を含めて合計13カ所だ。航宇研と天文研の場合、宇宙航空庁が8月選任広告を出し、10月に院長候補を6人に圧縮したが、その後の手続きは期日に約束がない状況だ。航宇研関係者は「機関長級は通常、竜山(ヨンサン)(大統領室)が指定した人になるが、その意志決定自体がストップし、その後の手続きがすべて保留になっている」と話した。