TSMC創業者も「サムスン電子を懸念」…危機の韓国電子・半導体
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.11 08:11
政治的混乱が深刻になった中で韓国の電子・半導体産業界に懸念する声が大きくなっている。ファウンドリー(半導体委託生産)世界1位の台湾TSMC創業者までサムスン電子の心配をしている。
台湾経済日報などが伝えたところによると、TSMC創業者で93歳のモリス・チャン氏は9日に台湾の台北で開かれた自叙伝出版記念式でサムスン電子の現状に対する質問を受け「(サムスンは)戦略的問題ではなく技術的問題に直面している。最近の(韓国の)政治的混乱は会社経営に決して役に立たないだろう」と答えた。サムスン電子の広帯域メモリー(HBM)やファウンドリー2ナノ工程の歩留まり問題など技術的課題のほかにも、韓国の政治的不安が続けばサムスン電子の競争力に否定的影響を及ぼすと予想したのだ。