【社説】韓国与党は原則と道理に基づき弾劾表決に臨むべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.10 11:39
与党の国民の力が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「秩序ある退陣」の道筋を立てられずにいる。最大野党の共に民主党が14日、2回目の大統領弾劾訴追案表決をすると予告した状態だが、国民の力は対応をめぐり重鎮議員も新人議員も右往左往している。昨日、非公開最高委員会議と非常議員総会、重鎮会合が相次いで開かれたが、いかなる結果も出なかった。
国民の力は7日の最初の弾劾案表決の前後に尹大統領の秩序ある退陣を進めるとし、任期短縮改憲や責任首相制度などの案を挙げた。しかし尹大統領の内乱罪容疑を狙った検察・警察の捜査が予想より早く進行し、雰囲気が慌ただしい。検察は尹大統領を内乱罪の被疑者として立件し、法務部は尹大統領に出国禁止措置を取った。司法処理が近づいたという信号弾だ。野党と場外勢力の圧力も強まっている。国民の力は14日の弾劾案投票までに具体的な退陣案を提示しなければならない状況に追い込まれた。