「秩序ある退陣」に韓国与党も混乱…「尹拘束が現実的」という言葉まで
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.09 07:04
韓国与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は8日、「大統領の秩序ある早期退陣で政局を収拾する」と話した。野党圏が推し進めている大統領弾劾に対する相対概念として「秩序ある早期退陣」が登場した格好だ。では「秩序ある早期退陣」とは具体的にどのような意味だろうか。
秩序ある退陣という言葉は2016年国政壟断事態当時、朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾主張に対応して保守陣営が初めて提示した対応策だ。弾劾訴追案が可決した場合、憲法裁判所の弾劾審判まで国論が分裂して物理的衝突が起こるなど深刻な混乱を避けることができないが、辞退時期と政局収拾案を用意した後に大統領が退けば後遺症が少ないという論理だった。韓代表は8日、「弾劾は7日、光化門(クァンファムン)集会で見たように、深刻な陣営間の混乱が予想される」とし「時期を決めた大統領早期退陣と退陣以前の段階での職務排除は国民と国際社会に予測の可能性を与えることができる」と話した。