長引く尹大統領の沈黙…与党では「何事もなかったかのように、マイウェイか」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.06 07:09
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の沈黙が長引いている。尹大統領は4日未明、非常戒厳解除を宣言した後、5日までに予定されていたすべての公開日程を取り消した。鄭鎮碩(チョン・ジンソク)秘書室長らごく少数の参謀に会うなど、事実上、蟄居(ちっきょ)している。4日午後、竜山(ヨンサン)大統領室庁舎で約1時間30分、韓悳洙(ハン・ドクス)首相と与党「国民の力」の韓東勳(ハン・ドンフン)代表、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)院内代表らに会ったのが、戒厳後に伝えられた唯一の公開行動だ。
尹大統領は5日、戒厳令発令以降、辞意を表明した金容賢(キム・ヨンヒョン)元国防部長官の免職を裁可し、新任国防部長官に崔秉赫(チェ・ビョンヒョク)駐サウジ大使を指名した。同日午前、大統領室のブリーフィングルームで固い表情で人事発表をした鄭室長は、記者団と向き合おうとしないかのように、普段とは違ってブリーフィングルームの裏口に退場した。大統領室は同日、人事発表の他に崔載海(チェ・ジェヘ)監査院長と李昌洙(イ・チャンス)ソウル中央地検長らに対する弾劾訴追案の可決に対しては沈黙した。尹大統領は3日、緊急ブリーフィングで「野党が多数の検事を弾劾するなど司法業務をマヒさせ、監査院長弾劾の試みで行政府までマヒさせている」と戒厳の必要性を強調した。しかし、いざ弾劾が行われた後は口を閉ざした。