韓国、家計の利子負担年6兆ウォン減を期待…貸出金利引き下げがカギ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.11.29 07:45
韓国銀行(韓銀)が政策金利を2回連続で引き下げながら追加の引き下げを示唆し、家計と零細業者・自営業者の貸出利子負担が緩和すると期待される。政策金利が下がれば市場金利が下落し、金融機関の資金調達費用が減り、貸出金利まで低くなると予想されるからだ。ただ、ウォン安ドル高、家計の負債拡大、住宅価格の上昇を招きかねない点は懸念される。
国会企画財政委員会所属の陳聲準(チン・ソンジュン)共に民主党議員が韓銀から受けた資料によると、政策金利が0.5%下がり、貸出金利がそれだけ下落すれば、家計貸出の借り主の年間利子負担は約6兆ウォン(約6500億円)減る。1人あたり年間利子負担が平均約30万6000ウォン減少する。韓銀が4-6月期末の家計貸出残額に変動金利付貸出比率(67.7%)を適用して算出した値だ。