【社説】「早くあらかじめ」強調した現代自動車外国人CEOの省察
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.11.26 13:05
現代(ヒョンデ)自動車次期代表理事に内定した同社グローバル執行責任者(COO)兼北米ブロック本部長のホセ・ムニョス社長が「激変の時代を『パリパリ、ミリミリ(早く、あらかじめ)』の精神で柔軟に対応する」と話した。ムニョス社長は21日、オートショーが開かれた米ロサンゼルスでのメディアインタビューで「現代自動車の特徴のひとつが『パリパリ(早く早く)文化』だが、ものすごい強みだ。私はこれを『パリパリミリミリ文化』へと発展させ、この精神を活用し続けるだろう」と強調した。パリパリは高度成長の原動力だったが、ずさんな工事に象徴される副作用を生んだりもした。このために各種規制もできた。だがトランプ次期米大統領の就任を控え世界の産業界の不確実性が大きくなった上に人工知能(AI)など核心技術は秒単位で進化している。ムニョス社長の言葉通りミリミリ準備するならばパリパリは途轍もない競争力だ。
いま与党「国民の力」が半導体研究開発分野で週52時間労働の例外を置く半導体特別法案を発議したが野党「共に民主党」は否定的だ。現在の水準でうまくやってきたというのは安易な考えだ。こうした規制を取り払わなければ企業があらかじめ備えることも、スピードを出すこともできない。古い観念のために自分たちが持っている長所を自ら放棄しているのではないか振り返ってみなければならない。