トランプ氏当選に震える韓国企業…「大きくは揺らがない」との見通しも
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.11.07 07:59
トランプ発ポリコノミー(経済の政治化)の懸念から韓国産業界の計算は複雑になっている。トランプ氏の大統領選挙当選で米国政府の産業政策に変化が避けられないためだ。半導体、再生可能エネルギー、電気自動車、バッテリーなどバイデン政権の支援下で対米投資を大幅に増やした企業の緊張が高まっている。
まず米国の利益中心の強力な保護主義通商と対中圧力水準が前例のないほど高まる見通しだ。トランプ氏は2017年1月~2021年1月の前回の執権期に破格な保護貿易措置を取った。当時韓国は韓国製洗濯機と太陽光セル・モジュールに対するセーフガード(緊急輸入制限)発動、鉄鋼製品25%関税一括賦課などで打撃を受けた。今回の執権期にトランプ氏は以前より攻勢的な政策を広げるものとみられる。財界関係者は「現在トランプ陣営は前回の執権期よりさらに保護貿易と米国優先主義の性向が強く、今回は再選挑戦というブレーキもなく心配」と話した。