韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が第４７代米国大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領の当選が確定すると、６日、祝賀メッセージを送った。尹大統領はＸ（旧ツイッター）で「これまで見せてきた強力なリーダーシップの下、韓米同盟と米国の未来はより一層明るく光るだろう」とし「今後も緊密に協力していくことを期待する」とコメントした。

大統領室の関係者も「選挙結果が出れば尹大統領と当選者の意思疎通の機会が早期に用意されると期待している」とし「ワシントンの新行政府と完ぺきな韓米安保態勢を構築する」と述べた。この関係者はトランプ氏が防衛費分担金の再交渉を要求する可能性については「（韓国は）防衛費分担金以外にも韓米同盟で寄与を拡大してきた」と強調した。

文在寅（ムン・ジェイン）前大統領はフェイスブックで「トランプ大統領は敵対的な相手とも平和を協議できる勇気がある指導者」とし「中断した朝米対話が再開され、韓半島（朝鮮半島）と北東アジアの平和がより一層強固になることを期待する」とした。

中国政府はトランプ氏の当選に言葉を控えた。中国外務省の毛寧報道官は「相互尊重・平和共存・協力互恵の原則に基づき中米関係を処理していく」という原則的な答弁を出した。石破茂首相は「トランプ氏と連携を密にし、日米同盟、日米関係をさらなる高みに引き上げたい」とし「現在、早期対面を調整中」と述べた。

欧州連合（ＥＵ）２７カ国の首脳は７日（現地時間）にハンガリーのブダペストに集結する。欧州の首脳らはロシアと談判するというトランプ氏の終戦案に注目している。ウクライナのゼレンスキー大統領はＸで「トランプ大統領の印象的な選挙の勝利を祝う」とし「ウクライナに対する超党派的な支持が持続することを期待する」と明らかにした。