ハリス・トランプ、誰が大統領になっても金正恩は「対ロシア賭博」継続…「通米・通ロ封南に警戒を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.11.06 15:40
6日、米大統領選挙出口調査の結果が続々と公開される中で、誰よりも千秋一日の気持ちで結果を待っている人がいる。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長だ。「美しい手紙」をやりとりし、対面首脳会談まで行ったドナルド・トランプ前大統領が帰還するのか、それとも対北原則論と抑制力強化で一貫したジョー・バイデン大統領の基調をそのまま受け継ぐカマラ・ハリス副大統領が新たな大統領になるのかによって、金委員長の対米算法にも変化が迫られる。先月31日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)19型」の発射は対米交渉力確保のための予告編にすぎない。
金委員長はまず、誰が大統領になっても来年1月に米国で新政権がスタートするまではロシアとの不法協力を強化することに注力するものとみられる。米国のリーダーシップを巡る不確実性が除去され、ウクライナ戦争終戦や休戦議論に加速度がつく前に取り引きを通じて必要なものを最大限手中に収めておきたいとの思惑の下、金委員長とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の利害が一致するためだ。