大韓航空とアシアナ航空、年内の合併可視化
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.11.03 12:30
大韓航空とアシアナ航空の合併が可視化している。航空業界によると、企業結合の最後のカギを握っている欧州連合(EU)の欧州委員会が今月初めに大韓航空とアシアナ航空の合併を最終承認する見通しだ。2020年11月16日の大韓航空によるアシアナ航空買収決定から4年ぶりだ。大韓航空は「米国の場合、寡占訴訟で承認の可否を決めるが、EUは最終承認後に訴訟なく終えられると予想する。(11月中に)最終承認が完了すれば12月20日までにアシアナ航空の株式を取得し、アシアナ航空を子会社に編入して『1社2ブランド』で運営する計画」と明らかにした。
大韓航空が来月アシアナ航空を買収し「統合大韓航空」がスタートすれば、航空機240機、国際旅客シェア34%で世界7位のメガキャリアが誕生することになる。ただ大韓航空は「1社2ブランド」で運営する計画のため、アシアナ航空というブランドは残ることになった。大韓航空と航空業界は韓国初のメガキャリア誕生であるだけに、経済的効果は少なくないものと期待する。何より航空業は大規模固定資産が投資される「規模の経済」の産業であるため、航空機価格・リース料や空港使用料交渉などで現在より優位に立つことになる可能性が大きい。