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韓米国防トップ「北朝鮮のロシア派兵最も強く糾弾」…作戦計画に「核使用」シナリオ反映へ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.31 10:22
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韓米国防トップがロシアへの北朝鮮軍派兵後に初めて会い、関連事案について「声を一つにして最も強く糾弾する」という共同対応の意志を強調した。また、韓米連合演習に北朝鮮の核使用シナリオを反映することにも初めて合意した。連合作戦計画を「核戦争」基盤作戦計画に発展させるという趣旨であり、ロシアの対北朝鮮軍事技術支援による北朝鮮の核能力高度化の可能性を重く見ているということだ。

◆「声を一つ」に「最も強く」糾弾…ウクライナ支援で連携か

 
金竜顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官とオースティン国防長官は30日(現地時間)、米ワシントンのペンタゴン(国防総省庁舎)で第56回韓米定例安保協議(SCM)を開いた後、共同声明で「双方はロ朝間の軍事協力が軍事物資移動を越えて実質的な派兵にまで続いた点を声を一つにして最も強く糾弾し、この懸案を国際社会と共に緊密に連携していくことにした」と明らかにした。「ロ朝間の包括的戦略パートナーシップ条約署名以降に強化されているロ朝間の軍事協力が域内不安定を深化させているということに懸念を表明する」としながらだ。

原則的な糾弾声明のように見えるが、「声を一つに」「最も」などの修飾語を動員しながら韓米が最大限の表現に高めたというのが国防部の説明だ。ロシアと北朝鮮の軍事武器取引について「明白な国連安保理決議違反」とした昨年のSCM共同声明から進展したということだ。

軍内外では、SCM共同声明が韓米国防当局の公式文書として持つ象徴性を考慮すると、関連規定が今後ウクライナ武器支援において両国の連携の根拠になり得るという声が出ている。すでに韓国政府は朝ロ協力レベルに対応して防御用武器支援から攻撃用武器支援にいたるまで段階別対応が可能だと公言した状態だ。こうした「段階別基調」に韓米が足並みをそろえれば朝ロ圧力効果がさらに高まるという解釈だ。

◆北の核使用を連合演習に反映「決定」…核戦争作戦計画樹立、速度戦の可能性

共同声明が「今後の連合演習には北朝鮮の核使用への対応など現実的なシナリオを含めることを決定した」と明示した点が目を引く。SCM共同声明に核使用シナリオを連合演習に含めるという「決定」が入ったのは今回が初めてで、「今後の韓米連合演習時に北朝鮮の核使用状況を含めることについて議論していくことにした」という昨年の文言より進展したというのが政府内外の評価だ。現行の連合演習は核戦争力でなく通常戦力を中心に構成されている。

国防部の関係者は「12月の第4回韓米核協議グループ(NCG)で核・通常兵器統合(CNI=Conventional and Nuclear Integration)概念の草案を用意し、韓米が共にするCNI図上演習(TTX)を来年上半期の韓米連合演習に合わせて進める計画」と説明した。CNIは韓国の通常戦力と米国の核戦争力を一体化する、いわゆる「一体型拡大抑止」を意味する。TTXは「テーブル上(table-top)演習(exercise)」の略語で、北朝鮮の核・ミサイル挑発が実際に発生する状況を仮定し、両国軍の当局者が対応シナリオを作っていく訓練だ。

例えば韓国のF35A、弾道ミサイル玄武(ヒョンム)5を米核戦争力と組み合わせて運用したり、NATOのスノーキャット(SNOWCAT)訓練のように米国の核作戦を韓国の戦力で支援する案を構想することができる。韓国が二重目的航空機(DCA=Dual-Capable Aircraft)を導入し、B61系列の重力爆弾のような米国の戦術核を運用する可能性も提起される。

結果的にこうした一連の作業は通常戦力中心に組まれた両国作戦計画の枠組みを核戦争中心に変更する事前作業となる可能性が高い。ロシアの対北朝鮮武器技術支援で北朝鮮の核・ミサイル能力の高度化が進む可能性があり、韓米の足取りも速まるという見方も出ている。国防情報本部はこの日、国会で開かれた情報委員会国政監査で「北が11月の米大統領選挙前後に大気圏再進入のためのICBM技術検証発射をする可能性がある」と伝えた。

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