【コラム】サンフランシスコと武漢を走り回る無人タクシー…韓国の自動運転はなぜ足止めされているのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.30 13:07
8月に世界的ライドシェアプラットフォームであるウーバーのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)が韓国を訪れて韓国のタクシー呼び出し事業を拡大すると明らかにした。韓国から撤収するかもしれないといううわさを鎮め、むしろ韓国市場を積極的に攻略すると乗り出したのだ。もしウーバーが韓国のタクシー市場を独占することになれば問題は深刻化する。タクシーから始めるだろうが貨物や宅配などあらゆるモビリティ産業全般にあっという間に拡大するだろう。
カカオモビリティをめぐる政治的圧力と完全自動運転技術が変える未来に対する無視は単純に一企業の問題ではない。韓国の現実は革新と公正の間でバランスを取りにくい韓国社会の構造的問題をすでに示している。韓国の政治はこうした規制が果たして公正な競争を促進しているのか、そうでなければむしろ革新を阻害するのかに対する根本的な質問の前に謙虚にならなければならない。