SKCは「後工程」、ハンファは「装備」、斗山は「設計」…半導体領土広げる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.30 07:14
SK、ハンファ、斗山(トゥサン)など韓国の主要大企業が構造調整と事業再編の中でも半導体事業はむしろ拡大している。大規模投資が必要な半導体製造よりは後工程、装備、設計サービスなど付加価値が高い特定分野で「選択と集中」を進める様相だ。
半導体業界によると、SKCの子会社ISCは最近ガラス基板用テストソケットを世界で初めて開発した。ISCは半導体チップセットの電気的特性を検査するテストソケット企業で、売り上げの80%を米国のビッグテックなど海外で上げる。SKCのまた別の子会社アブソリクスは次世代半導体用ガラス基板を生産するが、ISCとアブソリクスの技術協力を通じてガラス基板用テストソケットを作り出した。最近SKCのパク・ウォンチョル代表が海外投資家に成果を説明してこうした事実が公開された。同社は来年上半期に米国のビッグテック企業にアブソリクスのガラス基板とISCのソケットをともに供給する計画だ。SKはグループレベルの事業再編を進めており、SKCは昨年子会社SKエンパルスの前工程事業を売却した。また前工程に当たる研磨部品CMPパッド事業は売却が大詰めの段階だ。しかしSKCは「ISCは売り上げの10%を特許と新技術開発に投資しており、アブソリクスは工場内装備の独自化を推進している」と明らかにした。半導体事業のうち、前工程は整理し後工程に集中するという基調が明確だ。