見慣れた尹大統領の支持率20%…「危機認識も低い」懸念が噴出した韓国与党
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.28 07:53
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の国政遂行肯定評価率が25日に20%(韓国ギャラップ、22~24日成人1001人調査)を記録した。10%台を目前に置いた就任後最低値となる。否定評価も70%で歴代最高値だ。内閣制政府で20%台という支持率は首相の任期を悩まなければならない水準の「危機の支持率」だ。尹大統領と最も近い海外の首相といわれた日本の岸田文雄前首相は8月に支持率が25%まで落ちると自民党総裁の再任を断念した。
だが、来月任期の折返し点を控えている尹大統領にとって20%はすでに見慣れた数字といってもいい。4月の総選挙以降7カ月間、尹大統領の支持率は20%台を脱したことがないためだ。大統領室はギャラップの結果が公表された日、「厳しい状況認識下で国民の声に耳を傾けて不足した部分を満たしていく」としつつも「何が不足した部分なのか」という質問には「複数の事案になるかもしれないが、特定のものを列挙すると不必要な論争を生む場合もある」として明言を避けた。大統領室の事情に精通した与党関係者は「危機が繰り返されるため、危機に対する大統領室の閾値も低くなったようだ。内部に大きな動揺はないと承知している」と伝えた。