テスラの株価が１１年ぶりの最大幅上昇となり、世界最高富豪のイーロン・マスク・テスラ最高経営責任者（ＣＥＯ）の資産が一日で３３５億ドル（約５兆円）も増えた。

ブルームバーグ通信によると、テスラの株価は２４日（以下、現地時間）のニューヨーク株式市場（ＮＹＳＥ）で２１．９２％上昇した。前日の取引終了後に公開した業績が良かったからだ。

テスラは７－９月期の売上高が前年同期比８％増の２５１億８０００万ドルと明らかにした。１株あたりの純利益（ＥＰＳ）が０．７２ドルと、予想値（０．５８ドル）を大きく上回った。

テスラの時価総額は一日で１４９６億ドル以上増えた８３２１億ドルとなった。

マスク氏の資産は３３５億ドル増え、ブルームバーグ億万長者指数基準で世界１位をより長く維持することが可能になった。マスク氏の資産は２位のジェフ・ベゾス・アマゾン創業者より６１０億ドル多い２７０３億ドルに増えた。

マスク氏は業績発表後にウェブキャストで、来年のテスラの自動車販売台数が最高３０％成長すると予想した。

新モデルのサイバートラックは初めて四半期基準で純益を出したと発表した。

マスク氏の資産はテスラの株式とオプションが約４分の３を占める。このほかスペースＸ、ソーシャルメディアプラットホームのＸ、人工知能（ＡＩ）子会社ｘＡＩの株式も大量に保有している。