【社説】京義・東海線道路も爆破した北朝鮮、どこまでいくのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.16 14:51
北朝鮮が昨日、南北をつなぐ京義線(キョンウィソン)線・東海線(トンヘソン)道路の一部区間を爆破した。韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮は昨日昼12時ごろ、京畿道坡州(キョンギド・パジュ)と江原道猪津(カンウォンド・チェジン)近隣の休戦ライン北側で爆薬を動員して南北連結道路を爆破した。韓国側に被害はなかったが、軍が対応射撃をし、南北軍事的衝突の雰囲気までが形成された。
建設費用1億3290万ドル(約200億円)全額を韓国側が負担して2003年に完工したこの道路はかつて開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)陸路観光を活性化し、南北関係に寄与した。故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)総書記が70年以上にわたり「統一は愛国、分断は売国」と強調してきた「統一課題」を北朝鮮が自ら否定する状況をもたらしている。