【社説】「債券先進国クラブ」歓迎するが変動性もしっかり管理しなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.10 11:08
韓国が英FTSEラッセルの世界国債インデックス(WGBI)入りに成功した。韓国国債ももう国債先進国の堂々としたメンバーになった。韓国が世界12位圏の経済で、来年の国債純発行分が84兆ウォンに達するほど物量も相当にある点を考慮すればやや遅かった感もある。
世界の機関投資家が追従するWGBIに来年11月から実際に編入されれば最小560億ドルの資金が韓国の国債市場に流入するという。外国人資金が韓国国債をさらに多く買えば債券金利が下落し為替相場安定にも役立つ。債券金利が下がれば国債発行費用はそれだけ減る。深刻な少子高齢化で中長期的に財政所要が増えるほかない韓国としては良い便りに違いない。韓国大統領室は「政府がこれまで国の信任度を高め続けてきたこと、特に財政を健全に運営してきたことが指数編入に相当な役割をしたと考える」と自評した。昨年の外国人国債投資非課税化、今年7月のソウル外国為替市場の取引時間延長など外国人投資家の市場アクセス性を高めようとする一連の政策も役立った。