【コラム】サムスン電子だけの冬
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.10 10:49
半導体の冬論が株式市場を襲ったと思えば今度はサムスン電子だけの冬論が浮上した。現代車証券リサーチセンター長のノ・チャングン氏は「半導体の冬ではないが、サムスン電子の冬はすでに私たちが経験している」と話した。人工知能(AI)関連半導体需要で半導体市場全体の冬は来ないだろうが、広帯域メモリー(HBM)分野で競争力を立証できないサムスン電子だけの冬は進行中という彼の分析だ。
サムスン電子株を買った韓国の投資家も苛酷な時期を過ごしている。7月初めに8万7000ウォンまで上がった株価は8日終値基準で6万300ウォンまで下落した。株価は市況により気まぐれなこともあるが、サムスン電子の企業競争力に赤信号が灯ったという分析があちこちであふれている。