【社説】全面戦争危機の中東、すべての非常シナリオに徹底的に備えるべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.02 11:33
イスラエルが昨日、レバノンに対して地上戦を開始して中東情勢が戦争拡大の岐路に立った。イスラエルはレバノン国境のヒズボラ軍事施設を除去する「制限的作戦」という立場を明らかにした。だが、イスラエルがレバノン南部国境付近の集落20カ所余りに疎開令を出して追加攻撃を予告し、レバノンとヒズボラの対応レベルによっては全面戦争に広がる可能性を排除することはできない。イスラエルとレバノンは2006年に全面戦争を行ったことがある。
イスラエルは昨年10月から国境南部を接するカザ地区でパレスチナの武装組織ハマスに対して戦争を継続している。ここに先月29日イエメンの反乱軍であるフーシ派の拠点に空爆を加えたことに続き、国境北部でイランの最も強力な代理勢力の一つであるヒズボラに対しても戦線を広げるなど「三面戦争」に戦線を拡大した。イランを中心にしたいわゆる「抵抗の枢軸」3グループを相手にイスラエルが同時に戦争を行っている様相だ。