核開発の北朝鮮、国際マネーロンダリング防止機構「オブザーバー」剥奪される
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.01 11:34
北朝鮮が核兵器開発資金やテロ資金の取引防止などのための「アジア太平洋マネーロンダリング対策グループ」(APG)のオブザーバー(参観国)地位を剥奪された。対北朝鮮制裁の打開策として国際規範に従うような姿を見せようとしたが、結局、オブザーバーに要求される履行事項を全く遂行できず退くことになった。
韓国外交部によると、APGは先月24日、アブダビで開催された第26回総会で、北朝鮮のオブザーバー地位を剥奪することを全会一致で決定した。APGはアジア太平洋地域の各国のマネーロンダリング防止、テロ資金調達禁止および拡散金融対応のための国際基準履行を促進し、その履行実態を点検するために1997年に設立されたマネーロンダリング対策(FATF)の地域機構。韓国をはじめ米国、日本、中国、オーストラリアなど42カ国が加盟している。