イスラエル、ベイルート住宅街を空襲…「ハマス戦争と無関係の団体も攻撃」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.01 09:38
イスラエルが30日(現地時間)、ヒズボラとの紛争勃発以降初めてレバノンの首都ベイルートの都心を攻撃した。イスラエルの空襲の対象がヒズボラを越えて中東武装勢力全体に拡大する様相だ。ヒズボラなど「抵抗の枢軸」を後援してきたイランは報復の意思を明らかにしたが、海外メディアはイランが紛争介入を決定するのが難しいジレンマ状況におかれていると指摘した。
イスラエルは30日(現地時間)、レバノンの首都ベイルートの都心住宅街を空襲したと明らかにした。ベイルート住宅街のアパートを狙った今回の空襲で、イランと友好関係にあったパレスチナ人民解放戦線(PFLP)の指導部3人が死亡した。また、パレスチナの武装組織ハマスと緊密な関係にあるレバノンのイスラム武装組織ジェマ・イスラミアの組織員も死亡したと、現地メディアは伝えた。ヒズボラとは違い、中東の親イラン武装組織「抵抗の枢軸」に分類されていない勢力だ。アルジャジーラは「ベイルート都心に対する初の空襲で、PFLPは昨年10月に始まった戦争と関係がない団体だった」とし「イスラエルが『レッドライン』を越えた」と報じた。ハマスはこの日、イスラエルがレバノン南部のパレスチナ難民村を空襲し、ハマスの幹部が死亡したと発表した。イスラエルは前日には戦闘機や空中給油機などを数十機の航空機を動員し、約1700キロの距離にあるイエメンのフーシ派の拠点を爆撃した。