統一放棄しても平和は来ない…北朝鮮住民のよりどころだけ奪うだろう
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.09.29 12:10
文在寅(ムン・ジェイン)政権の元秘書室長、任鍾晳(イム・ジョンソク)氏が投げかけた統一放棄論が大きな波紋を起こしている。9月19日の平壌(ピョンヤン)共同宣言6周年記念行事で彼は「平和に向け統一せず別々に暮らそう」という「挑発的提案」を始めた。北朝鮮の2つの国家論を受け入れるが敵対ではなく平和的な関係にし、統一は後代の役割として残そうと提案した。統一を前提にすれば南北の対立と不和が避けられないので統一を留保した状態で和解協力に進まなければならないという意味だ。そしてこれを基盤に北東アジアを単一経済圏にする道が韓半島(朝鮮半島)の平和を守る最も現実的な案だと主張した。
◇金正恩2つの国家論、北の敗北認めたもの