【社説】米国ビッグテックの個人情報悪用金儲け…韓国も点検しなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.23 11:25
米国のビッグテック企業が想像を超越するほどユーザーの個人情報を収集し金儲けに活用してきたという事実が先週米連邦取引委員会(FTC)が公開した報告書で明らかになった。FTCが公開した129枚の報告書は、フェイスブックとインスタグラムを運営するメタと、ユーチューブのグーグル、ティックトックなど13のプラットフォームを運営する9社のユーザーデータ収集と活用方式を研究した。調査対象企業の大部分が年齢や性別、言語などの人口統計情報を収集しており、一部は家計所得、教育、結婚状態などの情報まで収集して事実上無期限で保管していた。情報を明確に収集していなくても、プラットフォームに投稿された写真ややりとりしたメッセージを分析して使用者の特性を類推した。これを基に個人向けターゲット広告で金儲けしユーザーに合わせた推薦システムであるアルゴリズムを作った。
ユーザーをプラットフォームにさらに依存させ中毒になるようにし、それで金を稼いでいたというFTCの指摘は辛辣だった。FTCは「自主規制は失敗した。キツネ(巨大プラットフォーム)にこれ以上鳥小屋(ユーザー集団)を管理させるように放置しておいてはならない」という表現まで使った。FTCは連邦議会には包括的私生活保護法通過を、企業にはデータ収集最小化と児童・青少年ユーザーに対する安全措置の用意を勧告した。