韓国昌原529ミリ、「200年に一度の大雨」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.23 07:10
台風14号(プラサン)が弱まった熱帯低圧部の影響で韓国各地に滝のような雨が降り、被害が相次いだ。22日、各自治体・消防本部などによると、この日の午前11時35分ごろ、全羅南道長興郡(チョルラナムド・チャンフングン)長興邑の平和(ピョンファ)貯水池で80代の男性が遺体で発見された。前日、家の前の排水路に転落した男性は急流に流され、約1キロ離れた貯水池まで流されたことが分かった。21日、長興地域には1時間当たり70ミリの強い雨が降った。同日午後4時18分ごろ、慶尚南道金海市新文洞(キョンサンナムド・キムへシ・シンムンドン)では、農地の仮小屋の屋根の上に孤立していた60代の男性を消防当局が救助した。車で移動中だったこの男性は、周りが水に浸かると、車を捨てて近くの仮小屋の屋根の上に避難したという。当時、この一帯は洛東江(ナクドンガン)支流の潮満江(チョマンガン)が午前11時ごろ氾濫し始めることで浸水した。潮満江付近の金海市内徳洞(ネドクドン)のある道路でも、水が腰まで上がって道路のガードレールをつかんでいた市民5人が警察に救助された。金海には20日からこの日までの2日間、426.8ミリの大雨が降った。金海は近隣の昌原(チャンウォン)とともに2009年7月以降最も多い雨が降り、一日降水量の最大値を更新した。2日間で最大529.1ミリの雨が降った慶尚南道昌原について気象庁は「200年に一度の頻度」と分析した。