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金正恩委員長、韓国ミサイル司令部攻撃計画を点検…「玄武」無力化狙い

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.21 11:52
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が最近、特殊部隊を視察し、韓国の陸軍ミサイル戦略軍司令部に対する浸透計画に関する報告を受けたという分析があった。有事の際、政権を終わらせることも可能な韓国の報復攻撃にそれだけ神経を尖らせているという意味と解釈される。

北朝鮮専門メディアのNKニュースは20日、「金正恩委員長が11日、特殊作戦武力訓練基地を視察し、韓国軍ミサイル戦略司令部浸透に関連する特殊部隊の訓練状況を点検したとみられる」と明らかにした。朝鮮中央通信が13日に公開した写真によると、人民軍の関係者は画面にあるミサイル戦略司令部の衛星写真を指しながら報告していて、金委員長は手を後ろに組みながら真剣に傾聴している。

 
NKニュースは「全体的にぼやけた画質でも道路と建物の輪郭が比較的明確に表れた」とし「グーグルアースなど衛星写真と比較した結果、江原道原州(ウォンジュ)のミサイル戦略司令部のイメージと一致した」と説明した。この衛星のイメージは2020年末から2021年半ばの間に撮影されたと推定される。昨年11月に打ち上げられた北朝鮮の軍事偵察衛星の写真とは考えにくいというのがNKニュースの評価だ。

金委員長は同日、特殊部隊の射撃・激闘訓練なども参観した。戦争になればミサイル戦略司令部に対する特殊部隊の奇襲を優先課題として考慮する可能性がある。それだけミサイル戦略司令部の存在を強く意識しているとみられる。

実際、ミサイル戦略司令部は韓国型3軸体系のうち大量反撃報復(KMPR)攻撃の核心となる玄武系列ミサイルを運用する部隊であり、作戦的価値が高い。特に高威力玄武の弾頭重量は世界的にも最大級の8トン以上であり、地下100メートル以上の深さにあるバンカーにも直接打撃が可能と評価される。戦術核に匹敵する破壊力で金委員長の隠れ場所を直接狙うということだ。

このため軍当局は北朝鮮政権に対する警告の程度を高める際、玄武を登場させたりした。韓米核協議グループ(NCG)代表団が6月11日にミサイル戦略司令部を訪問し、玄武の前で記念写真を撮影したのが代表的な例だ。韓国国防部は当時、「NCGの核心課題である韓米核・通常兵器統合(CNI)に寄与する韓国側の先端通常兵器能力を現場で直接確認するためのもの」とし「北の核・ミサイル脅威を抑止するために韓国側の能力を活用する案について議論した」と説明した。

軍当局は昨年9月26日の国軍の日の市街パレードで玄武を初めて一般公開した。当時、軍関係者は「隠密に開発が進行される武器の公開を決めたのは、北の政権に恐怖感を与えるという意図」と意味付けした。軍当局は昨年に続いて今年10月1日の国軍の日にも玄武4改良型または玄武5と呼ばれる高威力地対地弾道ミサイルを公開することを検討している。

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    2024.09.21 11:52
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    韓米NCG代表団が第3次核協議グループ(NCG)を契機に6月11日、陸軍ミサイル戦略軍司令部を訪問し、玄武弾道ミサイルの前で記念撮影をした。 [写真 韓国国防部]
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