【社説】国政刷新 これ以上背を向けられない「大統領支持率20%」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.19 13:19
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が秋夕(チュソク、中秋)連休最終日の昨日、小児科病院を訪れて医療現場を点検し、医療従事者らを激励した。これに先立ち軍と警察・消防勤務現場も相次いで訪問した。民生の現場を幅広く点検するのは大統領の役割だ。しかし民心を取り戻すには力不足だ。
連休直前(13日)に公開された韓国ギャラップ(電話面接)調査で尹大統領の国政に対する支持率は20%と、就任以降で最も低かった。3日後のリアルメーターの調査の結果(27%、ARS)も最低値だった。前例のない猛暑と終わらない不況、首都圏住宅市場の不安定など民生の懸案から年金・労働・教育改革と少子化克服など国家的な課題にいたるまで、どれ一つとして国民的な期待に及ばないという評価だ。連休中に集まった親戚・家族の中でも良くなる兆しが見えたという声はほとんど聞かれなかった。秋夕の茶礼(チェレ)に使われるホウレンソウが一袋1万ウォン(約1070円)まで値上がりしたという衝撃的な物価と、医師空白事態のために治療を適時に受けられないという不安が主に話題となった。安らぎを得るべき秋夕連休が不安の連続だった。