「一日中、口にしたのはコーヒー2杯だけ」…主治医2人で乗り切った秋夕の救急室=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.18 08:24
16日午後5時30分、ソウル城東(ソンドン)区の漢陽(ハニャン)大学病院の圏域応急医療センターの前に1台の救急車が止まった。救急車には肺塞栓症と深部静脈血栓症で右足が紫色に変わった60代のA氏が乗っていた。救急隊員はA氏を急いでセンター内に移送した。漢陽大学救急医学科のオ・ジェフン教授は、すぐに超音波やCT(コンピューター断層撮影)検査を行った。検査の結果、A氏の足の血管などに多くの血栓が確認された。A氏はこれより前に京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)の2次病院を訪問したが、状態が深刻で漢陽大学病院の救急室に搬送されたという。胸部外科の協診を経て、A氏は午後9時頃に入院手続きを終えた。
秋夕(チュソク、中秋節)連休中の16日、漢陽大学病院の救急室では38.7度の高熱を出した生後3カ月の赤ちゃんから75歳の患者まで約50人が診療を受けた。漢陽大学病院の救急救命センターは、一日平均60人余りの重症・救急患者が訪問するソウル東南圏域の最上級救急救命センターだ。圏域応急医療センターはソウルに7カ所、全国に44カ所しかない。