【コラム】大学の優秀人材の誘致なければ大韓民国の未来もない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.17 15:35
数日前、筆者は香港科学技術大経済学科教授室を整理して大韓民国行き飛行機に身を預けた。延世(ヨンセ)大医科大学に赴任するためだ。米国留学から始めた異郷暮らし17年ぶりの故国行きだ。最初は博士学位を取得したらすぐに帰ってきて母国に寄与したかった。ところが運良く研究環境と教授処遇の良い米国と香港の大学に在職することになり、大韓民国に戻る決定がなかなか出せなかった。
長年教授採用委員会で活動し、筆者自身が求職者になったこともある。さらに延世大教授採用契約に署名する日も香港科学技術大経済学科新任教授採用に関与していた。海外大学の人材誘致環境と国内大学間の隔たりを肌で実感した。