「諜報を横取り」…事件が起こると検察・警察・公捜処「未曾有の重複捜査」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.17 09:59
7月6日、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)に42ページに及ぶ告発状が届いた。殉職海兵の上官だったイ中佐(大隊長)が、イム・ソングン元海兵隊1師団長の職権乱用と業務上過失致死の疑いを公捜処で「再び」捜査してほしいという内容だった。前日、警察捜査審議委員会(捜審委)がイム元師団長を検察に送致すべきではないという結論を出したことを受け、反発して別の捜査機関を頼ったのだ。
2日後の7月8日、警察がイム元師団長を不送致とすると、殉職海兵の遺族も反発した。遺族は同月23日、慶尚北道(キョンサンブクド)警察庁に異議申請書を出し、イム元師団長事件は大邱(テグ)地検に送致された。同じ人物に対して同じ疑いのある事件を検察・警察・公捜処がすべて調べる、初の「重複捜査」の状況になったのだ。