金の価格が過去最高値…「ピボット以降さらに上がる」
ⓒ韓国経済新聞／中央日報日本語版2024.09.14 11:45
米国の政策金利引き下げの期待感から金の価格が上昇している。ブルームバーグ通信によると、１２日（現地時間）の金の国際価格は１オンスあたり２５５４．０５ドルと、過去最高値を更新した。ニューヨーク商品取引所で１２月引き渡し分の金の先物価格は２５８０．６ドルと、前日比１．５％上昇した。年初（２０９３．５ドル）比で２３．３％急騰した。
先物市場の投資家が米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の９月の利下げにベッティングし、金の国際価格を引き上げている。一般的に金の価格はインフレ（物価上昇）期待が高まったり金利が下落したりする時に上がる傾向がある。中東紛争、米国と中国の貿易摩擦などが解消していない点も安全資産の金が値上がりする原因の一つだ。地政学的葛藤が続く中、各国の中央銀行も金を買っている。
グローバル投資銀行は来年１オンスあたり２７００ドルを超えると予想している。ＮＣＢＣによると、ゴールドマンサックスは「米国の利下げと中央銀行の金の需要で金の価格は来年初め２７００ドル水準に上昇するだろう」と予想した。