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<サッカー>中国で永久除名された孫準浩「公安の脅迫で嘘の自白…八百長でない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.12 14:57
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八百長の疑いで中国サッカー協会から永久除名の懲戒を受けた孫準浩(ソン・ジュンホ、32、水原FC)がチームメートから20万元(約400万円)を受けた事実は認めながらも、その理由については正確に覚えていないと述べた。

孫準浩は11日午後、京畿道水原(スウォン)総合運動場体育会館で開かれた記者会見で「山東泰山のチームメート金敬道から20万元を受けたのは事実だが、正確に(どういう理由で受けたのかは)覚えていない」とし「決して不法な理由ではない」と主張した。

 
金敬道と親しかった孫準浩は「お金を借りて返したものかもしれず、その友人が運営するサッカー教室に大きな金額を送ったこともあった。親の病院の手術で助けたこともある」とし「中国で多くのお金を稼いでいて、当時は大きな金額という考えがなかった」と話した。

孫準浩のエージェントは、孫準浩が中国の裁判所で20万元金品授受容疑で有罪を言い渡され、判事と量刑を交渉し、すでに拘禁されていた10カ月の量刑を受けることで整理された、と説明した。

◆孫準浩「公安の脅迫に嘘の自白」

ただ、孫準浩は「八百長は(公安、検察、裁判の段階で)一度も認めていない」と改めて強調した。

孫準浩側によると、公安は昨年1月の上海との試合を指定し、孫準浩が八百長に加担したと判断した。しかし正確な八百長の方式は提示せず、金敬道がしたという陳述と調査の初期段階で出た孫準浩の嘘の自白がすべてで、文字メッセージなどの証拠も全くなかったという。

孫準浩は中国公安の脅迫に耐えられず、取り調べの初期段階で嘘の自白をしたと主張した。

孫準浩は「中国公安が外交部を通して、私の妻を逮捕して私がいた拘置所で一緒に取り調べをすることもあり得ると脅迫した。携帯電話の中の娘と息子の写真を見せながら『子どもに何の罪があるのか、母親までがここに来れば子どもたちはどうやって過ごすのか』と言いながら、早く容疑を認めろと強要した」と涙ぐみながら話した。

孫準浩は「中国公安が今からでも容疑を認めれば、早ければ7-15日後に出ることができると言った」とし「何のことかも分からない容疑だったが、早く家族のところに戻れるという言葉を聞いて認めるしかなかった」と語った。

孫準浩は裁判の前、判事と幹部とみられる人から「小さな罪でも認めない場合、いつ釈放されるか分からない」という話を聞いたとし、「判事が20万元という金額を受けたと認めれば数日以内に釈放し、韓国でもサッカー選手として経歴を続けられるようにするという取引を提示した」と主張した。

続いて「私はサッカー選手として八百長は致命的だということを知っていたので、妻と弁護士と意見を交わして悩んだ末、判事の提案に『これは八百長でなく個人間の金品授受容疑』と話した」とし「ただ一日も早く脱出したい思いだけだった。その状況では誰でも私と同じように考えたはず」と強調した。

前日、中国サッカー協会は孫準浩が八百長に加担したとし、「孫準浩のサッカーと関連するいかなる活動も一生禁止する」と発表した。中国サッカー協会が国際サッカー連盟(FIFA)に永久除名懲戒内容を通知すれば、FIFAは懲戒委員会を開いて検討の手続きを踏む。その後、FIFAが各加盟国に選手の懲戒内容を伝達すれば、孫準浩はどの国でもサッカー選手として活動できなくなる。

孫準浩は昨年5月、中国上海の虹橋空港から帰国しようとしたところ、公安に連行された。その後、刑事拘留されて遼寧省朝陽公安局の取り調べを受けた。孫準浩の容疑は「非国家工作人員収賄罪」だ。これは政府機関でなく企業またはその他の単位に所属した人が自身の職務上の立場を利用して他人の財物を不法に受けた場合などに適用される。



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