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「トランプさん、イエスかノーで答えてください」 直球投げたABCの痛快キャスターデュオ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.12 08:28
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「いいえ、大統領。質問はそれではありません。もう一度尋ねます。その日取った行動に少しも後悔はないですか? イエスかノーの二択で答えてください」



 
10日(現地時間)に行われた米国大統領選挙テレビ討論で、司会者のデイビッド・ミューア氏がトランプ共和党候補に投じた圧迫質問だ。2021年1月6日に発生したワシントンDC議会暴動に関連し、トランプ氏に「責任感は感じないのか」と再度尋ねた。

この日、トランプ氏とハリス民主党候補の初めての1:1討論はABCのベテランジャーナリストであるミューア氏とリンジー・デービス氏が司会を務めた。一歩間違えれば無秩序な怒声の応酬になりかねない状況で、司会者が軸を見失わずにスムーズに進行をリードしたという評価が出ている。

ミューア氏の質問は、2020年11月大統領選挙でトランプ氏が敗北した後に起きた2021年1月6日の議会暴動に関するものだった。当時大統領だったトランプ氏は政権委譲直前のこの日、演説とソーシャルメディアを通じて支持者に対して「議会に向かって行進せよ」と声を高めた。これを導火線として、トランプ支持者は議会に乱入して器物を破損し、鎮圧過程で死傷者も発生した。

ミューア氏はこれに対して「平和的な政権委譲は民主主義の核心」としながらトランプ氏に「責任感は感じないか」と尋ねた。トランプ氏はこれに対して「私は平和的なやり方で行進しろと言ったし、当時議会の安全と秩序(維持)は下院議長であるナンシー・ペロシの責任であって私の責任ではない」と言って避けた。するとミューア氏は「前下院議長に対して尋ねているのではなく、大統領、あなたについて聞いている」と切り返して、再び回答を迫った。

共同司会者のデービス氏は女性の堕胎する権利、出産決定権に対して鋭い質問をぶつけた。

トランプ氏が「民主党の思うようにすれば、妊娠9カ月目でも赤ちゃんを殺せるが、これは堕胎でなく処刑(execution)」と主張すると、デービス氏は「この国のどの州も赤ちゃんを殺すことを合法としているところはない」とファクトを訂正した。また「(トランプ氏の)ランニングメイトであるJ・D・バンス副大統領候補はそのように言わなかった」と指摘した。

トランプ氏はこれについて「私はそれに対してはバンスと相談したことはないが、する必要もない」と話をはぐらかした。

2人の司会者はハリス氏にも「(ジョー・)バイデン政府の移民政策に問題が多いという指摘が統計に現れているが、どう思っているのか」「4年前と比較して米国人の暮らしが果たして良くなったと言えるのか」などの鋭い質問を次々と繰り出した。デービス氏とミューア氏は、現在ABCで『ワールド・ニュース・トゥナイト』の進行役を務めている。2人はともに前・現職米大統領を含めて、数多くのリーダーをインタビューした経験が豊富だ。

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