【コラム】ファーストジェントルマンの挑戦という観戦ポイント
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.11 14:45
政治が乱場になったのは太平洋の向こうである米国でも同じだ。「子どものいない猫好きの女性が問題」という前近代的な主張、「移民者がペットを食用として食べている」という根拠ないうわさが候補らの口から堂々と上っては下がる。そうであればあるほど比較される新鮮な存在があるが、それがカマラ・ハリス民主党候補の夫、ダグラス・エムホフ氏だ。
エムホフ氏が2022年副大統領の夫、すなわちセカンドジェントルマンとして訪韓した時に行ったインタビューで特に印象的だったくだりがある。「私は最初のセカンドジェントルマンだが、最後ではない」という言葉。エムホフ氏の妻の母、すなわちハリス氏の母親が若い娘を励ますために言い聞かせていたという言葉を借用した返事だった。夫人の成功がすなわち自分の成功であり、国家の成功という確信がエムホフ氏にはあった。「妻の仕事をサポートするために自分のキャリアはしばらく畳むことが本当に男らしさ」という言葉と共に記憶に長く残った。