トランプ氏「ドル捨てれば関税報復」…中国の人民元決済網に警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.09 10:05
トランプ前米大統領が人民元の国際決済網を拡大する中国を狙って「ドルを捨てれば関税で報復する」という立場を7日に明らかにした。すでに対中関税を100%まで引き上げると予告したトランプ氏がその理由として基軸通貨であるドルに対する中国の脅威を挙げたのは異例だ。関係者の間では「トランプ氏が経済参謀らとこの問題に対し相当期間議論した結果」という話まで出ている。再執権時に中国と「通貨戦争」を行う準備ができているという意味だ。
トランプ氏はこの日、激戦州であるウィスコンシン州モシニーで行われた演説で「われわれはいま大きな包囲に直面したドルを世界の機軸通貨として維持するだろう。多くの国がドルから離れているが、私が大統領になれば彼らはドルを離れないだろう」と話した。続けて「私は『あなたがドルを捨てれば私たちはあなた方の製品に100%の関税を課すためあなた方は米国と取引できないだろう』と話すだろう」と強調した。