中国家電ブースに…韓国企業も物差しを手に並んだ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.09 07:34
ドイツのベルリンで7日に開かれた欧州最大の家電見本市「IFA2024」に設けられた中国家電企業の美的(ミデア)のブースには韓国企業関係者の足が絶えなかった。韓国企業の名札を首にかけたある女性訪問客はインダクションと無線電力が結びついた未来のキッチンをコンセプトにした台所家電を細かくチェックしてあちこち写真を撮り、スムージーモードで無線ミキサーを作動させた後に動画を撮影した。続けて財布から15センチメートルほどの物差しを取り出してインダクションの各部を測定した。これらの製品は無線充電国際標準団体(WPC)が最近発表したKi無線電力伝送標準を最初に適用した台所家電だ。
昨年だけでも韓国企業は各種見本市に設けたブースを訪れる中国企業関係者が製品をコピーできないよう監視するのに力を入れていた。わずか1年で風景ががらりと変わったのだ。今年のIFAの花は断然中国の技術だ。韓国企業が新製品や新技術を出すより人工知能(AI)技術や連結性など今後進む方向の提示に焦点を合わせたとすれば、中国企業は「世界最初」「超小型」のような修飾語を付けた多様な新製品を吐き出した。