北朝鮮の核交渉、トランプ氏ではなくハリス氏がより安心だろうか…注目される2027年(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.08 10:42
したがってハリス政権が厳しく苦しい過程となる北朝鮮との交渉を始める可能性はそれほど高くない。ある米国専門家はハリス氏の演説内容を金正恩氏と対話すらしないだろうという意味で読み取ったりもした。ロシアに武器を提供し人権弾圧を犯す北朝鮮に対し独自制裁の強度を高めたり、制裁に対する国際的連帯を強化したりのアプローチを推進することはできそうだ。
だが韓国にとって、より急がれる問題は北朝鮮の戦術核使用の脅威とこれに伴う韓半島(朝鮮半島)の緊張の高まりだ。おそらくこれに対しハリス氏は韓米がともにする一体型拡大抑止を強化することが最善と信じるだろう。もちろん韓米の抑止態勢は非常に強固で、北朝鮮の核脅威に対する最善の代案であるのは正しい。しかしこれで北朝鮮の物理的攻撃を効果的に抑止すると同時に、北朝鮮の非核化を抑え北朝鮮の戦術核高度化と多種化を遅くさせる政策的道具が並行されなければならない。