薬物常習使用容疑で裁判に渡された俳優ユ・アイン（本名オム・ホンシク）さんが１審で懲役１年の実刑を宣告されて法廷で拘束された。

ソウル中央地方法院（地裁）刑事合意第２５部（チ・ギィヨン部長判事）は３日、麻薬類管理法違反（向精）、大麻喫煙および教唆（きょうさ）、証拠隠滅教唆などの容疑で不拘束起訴されたユさんに懲役１年と罰金２００万ウォン（約２１万８０００円）を宣告した。これに先立ち、検察は結審公判でユさんに懲役４年に罰金２００万ウォン、追徴金１５４万ウォンを宣告するように裁判部に要請した。

ユさんは２０２０年９月～２０２２年３月、ソウルにある病院で美容施術の睡眠麻酔を口実に１８１回にわたって医療用プロポフォールなどを常習使用した容疑で昨年１０月に起訴された。ユさんが使用したことが確認された医療用麻薬類はプロポフォール、ミダゾラム、ケタミン、レミマゾラムなど計４種だ。

ユさんは２０２１年５月から２０２２年８月まで４４回にわたり他人名義で２種類の睡眠薬１１００余錠の不法処方を受けて購入した容疑ももたれている。また、昨年１月共犯で知人チェさんら４人と一緒に米国で大麻を使用し、他の人に喫煙を教唆した容疑もある。