韓国の射撃がオリンピック（五輪）に続いてパラリンピックでも金色の銃声を連日響かせた。

エアライフルのパク・ジンホ（４７、江陵市庁）は３１日、仏シャトールーシューティングセンターで行われた２０２４パリパラリンピック射撃Ｒ１男子１０ｍエアライフル立射（スポーツ等級ＳＨ１）決勝で２４９．４点をマークし、金メダルを獲得した。

パク・ジンホは２５歳だった２００２年に転倒事故で脊髄に障害が生じた。その後に銃を握ったパク・ジンホは２０１４年からこの種目の本戦世界記録を自ら更新しながら最強になった。しかしパラリンピックの金メダルとは縁がなかった。２０１６年リオデジャネイロ大会ではノーメダル、２０２０東京大会では銀メダルと銅メダルに終わった。

３回目の挑戦でついに金メダルを獲得したパク・ジンホは「空いていたパズルを埋めた感じ」とし「私の競技の結果でパラリンピックで愛国歌（韓国の国歌）が響いた瞬間、涙が出そうになった」と語った。

前日にはエースのチョ・チョンドゥ（３７、ＢＤＨパラス）が金メダルを獲得した。Ｐ１男子１０ｍエラライフル（スポーツ等級ＳＨ１）決勝で２３７．４点をマークして１位になり、韓国選手団の初の金メダルの主人公になった。

チョ・チョンドゥは軍服務中だった２００７年、脳脊髄膜炎の診断を受けた後、後遺症で脊髄障害者となった。それから７、８年間は家で隠遁生活をしていたが、射撃に出会って新しい人生を得ることになった。チョ・チョンドゥは「１２日に子どもが生まれる。妻と子どもに金メダルを渡したい」と言って笑った。イ・ユンリ（４９、莞島郡庁）は銀メダル（Ｒ２女子エアライフル立射）、ソ・フンテは銅メダル（Ｒ４混合エアライフル立射）を獲得した。

一方、障害者テコンドーのチュ・ジョンフン（３０、ＳＫエコプラント）は男子８０キロ級スポーツ等級Ｋ４４種目で銅メダルを獲得した。