「最後の砦、手術室の半分は閉鎖」…助かる患者も助からない[韓国医療空白半年](1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.28 14:42
韓国では専攻医離脱による医療空白が始まって6カ月と1週間過ぎた。専攻医1万3531人のうち1186人(8.8%、23日基準)だけが勤務している。医療陣の40%を占めていた専攻医空白は限界点を過ぎてあちこちで危機兆候が現れている。1次津波は救急室を襲った。だが、これよりもさらに深刻なのが手術室だ。
救急室は医療スタッフの悲鳴の中でも重症患者のほとんどは診療している。手術室は違う。専攻医離脱後、手術室の40~50%が閉鎖された。最も大きな理由は麻酔科専攻医の離脱だ。麻酔科医師は手術室の指揮者だ。首都圏のある圏域救急センターの教授は「専攻医4人が手術室1つずつ入り、教授1人が責任者として麻酔を担当していたが、今は専攻医がいないため教授が1つの手術室にしか入れない」と話す。手術室が減った1次理由がここにある。