「専門医7人全員辞めた」…秋夕目前なのに救急室は集団辞職中=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.27 07:51
韓国では、専攻医離脱に伴う医療空白事態が6カ月を越えた中で、救急室医療スタッフの退職届集団提出が相次いでいる。26日、韓国医療界によると、建国(コングク)大忠州(チュンジュ)病院所属の救急医学科専門医7人全員が先週、「今月末まで勤務して病院を辞める」として辞意を表わした。医療界関係者は「彼らは交代勤務をしながら24時間救急室を運営してきたが、医療空白長期化で診療負担が大きくなり、集団辞職を決心したようだ」と伝えた。
忠州市保健所関係者は「急病患者に対する1次治療以降には手術や入院などの二次診療が保障されなければならないが、このようなシステムが病院内部で正常に作動しておらず(彼らが)相当な負担感を持っていたと理解している」とし「最近の医療葛藤余波で他の病院に患者を移すことも難しくなったという」と話した。建国大忠州病院は自治体長が指定した地域救急医療センターだ。忠州地域では建国大忠州病院と忠州医療院の2カ所が24時間救急室を運営している。建国大忠州病院の救急室が閉鎖されれば地域救急医療の一つの軸が消えることになる。病院側はひとまず退職届を受理せず、専門医の気持ちを変えるために動いた。保健所関係者は「専門医が全員辞める場合、救急室の運営が中断する恐れがあり、事態解決のために病院側と協議している」と話した。