「廃業したいけど…」 副業に奔走する社長、心中穏やかではない「幽霊営業」の背景=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.27 06:49
京畿道金浦市(キョンギド・キンポシ)で11年間カフェを運営してきた40代キムさんは最近廃業を決めて不動産に店を出した。キムさんは「コロナの時は店に来る客がいなくても配達注文が時々あり、政府の支援もあって何とか頑張れた」とし「最近は売上もないのに材料費が上昇し、商売を続けることができなくなった」と話した。
大田市儒城区(テジョンシ・ユソング)で6年間経営してきたイタリア料理店をたたんだ30代パクさんは昼間は資格取得のための勉強をして夜になるとクーパン(Coupang)物流センターで仕事をして生計を立てている。それでも相変らず彼は「社長」だ。パクさんは「店は閉めたが事業者融資3000万ウォン(約326万円)が残っていて廃業を先送りした」とし「今は自宅の住所に事業所在地を登録して通信販売業の申告をした状態」と話した。パクさんは「借金を最大限早期に返済して就職し、サラリーマンとして暮らしたい」と話した。