【時視各角】韓国の10代に広がるディープフェイク性犯罪
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.26 14:39
5月のソウル大に続いて今回は仁荷大でディープフェイク性搾取物事件が発生した。女性の写真を土台に性的目的の不法合成物(虚偽映像物)を制作して流布する犯罪だ。このテレグラムの団体チャット参加者は約1200人、被害者は20人以上だ。ソウル大事件と同じく警察は「サーバーが外国にあり、容疑者を特定するのが難しい」として動けず、結局、被害者が1年間余りテレグラムのチャットに入って自ら接証拠を集めなければならなかった。2人が立件されたが、うち1人の仁荷大男子学生は「写真を見ただけ」と主張して釈放された。現行法上ディープフェイク搾取物は流布目的がなければ制作しても視聴しても罪でないからだ。
2つの大学だけでない。「キョプチインバン」というテレグラムのチャンネルを通じて、地域や大学を中心に集まった参加者が互いに知り合った人に対する不法合成物を制作・共有するという。ある報道によると、参加者が約1300人のテレグラムのチャンネルには70大学の個別チャットルームが存在した。よく聞くの名前がすべて出てくる。仁荷大事件では被害者に善意で被害事実を知らせるふりをして接近した後、被害者の反応をテレグラムに共有する一方、被害者と知人に電話や文字メッセージで脅迫・嘲弄をしたりした。テレグラムという保護膜の後ろに隠れて被害者に屈辱感を与えて苦痛を感じる反応までも楽しんだのだ。