専門医のバーンアウトに看護師はストライキ宣言…病院が「救急状況」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.26 08:59
韓国では専攻医の離脱に伴う医療空白事態が6カ月を越えて医療体系のあちこちからほころびが出ている。病院救急室では人材不足で「患者たらい回し」状況が増え、患者が集まる秋夕(チュソク、中秋)連休には「シャットダウン大乱」の懸念まで出ている。さらに看護師まで全国保健医療産業労働組合(保健医療労組)ストライキで病院を空ける可能性が高まった。専攻医が抜けた場所を埋めていた専門医・看護師まで不安定になり、医療危機が一層加速する様相だ。
全国公務員労働組合消防本部によると、先月30日ソウルのあるコンビニで倒れた40代の救急患者が病院14カ所を回って救急車の中で息を引き取った。15日には忠清北道鎮川(チュンチョンブクド・ジンチョン)で出産が迫った妊婦が救急室を見つけられず救急車内で赤ちゃんを産んだ。いわゆる「救急室たらい回し」が毎日のように発生している。