貯蓄に回すお金がない…高金利・高物価で純貯蓄率10年ぶり低水準=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.22 07:36
会社員のイさん(35)は昨年から積立金などの貯蓄額を毎月60万ウォンずつ減らした。高物価で食事代が上がって支出が増えており、住宅担保・信用貸付の月返済額が増えてだ。イさんは「3年前には貸出金利も低い上にコロナ禍の余波で消費も減り貯蓄余力が相当にあった。最近では負債返済だけで月給の半分を使っているようだ」と話した。
高金利・高物価の局面が長期化すると家計貯蓄余力が約10年ぶりの低水準を示している。物価が上がっただけに家計消費支出は大きくなるが、家計が稼ぐ金額はこれに追いつけていないためとみられる。お金を借りた家計の利子負担が大きくなり貯蓄余力が減った影響もある。