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焦りがにじむトランプ氏、「第3候補」ケネディ・ジュニアに対して「彼はスマート、尊敬する」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.21 14:13
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米国のトランプ前大統領は無所属で大統領選挙に出馬したロバート・ケネディ・ジュニア候補側が出馬放棄の可能性を示唆すると「彼が好きだ」とし、大統領選挙に勝利した場合、次期内閣重用の可能性を示した。

トランプ氏は20日(現地時間)、核心の激戦州であるミシガン州ハウエルで遊説を終えた後に臨んだインタビューで、ケネディ・ジュニア候補について「私は彼を非常に好きだ。尊敬している」と話した。トランプ氏は、ケネディ・ジュニア氏が出馬を断念してトランプ氏の支持に回る場合、どのような役割を任せるつもりかという取材陣の質問に「いつも彼を好きだったので、彼からの支持を受けられれば嬉しい」とし「彼は非常にスマートな人間だ。そのような人から支持を受ければ光栄だ」と答えた。取材陣が次期政府への起用を考慮するのかと再度尋ねると「おそらくそうする」と答えた。

 
◇ケネディ・ジュニア側「出馬断念の可能性」示唆

これに先立ち、ケニディ・ジュニアのランニングメイトである副大統領候補ニコール・シャナハン氏はこの日公開されたポットキャストメディア「Impact Theory」のインタビューで、今後の政治的進路に関連して「2つの選択肢がある」とし「一つは選挙運動を継続して新しい第3の党を創党すること。もう一つは大統領選挙への出馬を断念してトランプに力を添えること」と話した。

続いて「1つ目の選択をする場合、トランプ票を蚕食することなので(民主党大統領と副大統領候補である)カマラ・ハリス副大統領とティム・ワルツ・ミネソタ州知事が当選する危険を甘受しなければならない」とし「出馬を断念する場合、支持者に説明をしなければならないため決定が容易ではない」とした。シャナハン氏はシリコンバレーで知識財産権管理会社を運営した経験のある弁護士だ。

トランプ氏がケネディ・ジュニア側にラブコールを送ったことで、大統領選挙地図にどのような影響が出るのか関心が集まっている。最近、女性・黒人・青年層など伝統的民主党支持層が結集し、ハリスチームの勢いが増している状況だ。

選挙予測機関「サバトのクリスタルボール」はこれまで「共和党優勢地域」に分類していた激戦州ノースカロライナを最近ハリス氏の勢いを反映して「激戦地域」に調整すると20日、明らかにした。ノースカロライナは2020年大統領選挙の時、トランプ氏が7つのスイングステート(激戦州)のうち、唯一バイデン当時民主党候補に勝ったところだ。今回の調整で全体538人の選挙人団のうちハリス氏は226人、トランプ氏は219人をそれぞれ確保した状態で、残りの93人を巡り競合中だと推定される。

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