韓国、大卒以上の青年「ただ休んでいる」が20%増加…就職希望条件の高さも影響
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.19 07:48
今年初めソウルの4年制大学を卒業したイさん(28)は、最近就職準備をやめ大田(テジョン)にある実家に戻って休んでいる。人文・商経系列を二重専攻した彼は昨年から就職に挑戦したが文科生の公開採用の門戸が狭まり希望の仕事が見つからなかった。イさんは「面接や適性段階まで進むこともできず書類で脱落するケースが頻繁で限界を感じた。専門職試験や考試など他の進路に変更すべきか悩んでいる」と話した。
イさんのように就職を断念しそのまま休んでいる青年層が過去最大を記録したことがわかった。韓国統計庁の経済活動人口調査によると、15~29歳の青年層のうち「休んでいる」人口は7月に前年比10.4%増えた44万3000人となった。これはコロナ禍のあった2020年の44万1000人、2021年の39万9000人より多い水準だ。「休んでいる」人口とは、非経済活動人口のうち重大な疾病や障害はないが漠然と休みたい状態にある人を意味する。先月は青年層人口815万人のうち「休んでいる」人口が占める割合は5.4%を記録した。これもまた同月基準で過去最大値だ。