【社説】コロナ再流行の兆候、先制的対応指針を公表するべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.14 14:04
新型コロナ感染が拡大している。周囲では、風邪の症状で病院に行き、コロナ感染の診断を受ける事例が増えている。疾病管理庁が病院級以上の220カ所の医療機関を対象に実施する標本監視でも、8月第1週のコロナ入院患者は861人と、3週前に比べ5.8倍に増えた。実際の感染者はこれよりはるかに多いと推定される。
疾病管理庁は現在流行するコロナウイルスが昨年末に米国・英国・インドなどで流行したオミクロンJN.1ウイルスの下位変異のKP.3変異と明らかにした。過去に流行した変異に比べて感染力は高いが、致命率はやや低いという。防疫当局も「関心」段階の対応態勢を直ちに変える考えはないようだ。しかし感染者が急速に増え、多くの人がどう対処すればよいのか混乱が生じている。パンデミック初期に見られた買い占めの兆候も表れている。マスクと手指消毒剤を求める人が急増し、診断キット製造会社には生産が追いつかないほど注文が入っている。